■
2/10のページ 公用分例略記研究会
『触の四』2校 13ページから24ページ
今回は、『触の四』2次校正の第2回目です。来週は休息週です。
<ご指摘により修正する事項>
(1)14ページ、後ろから3行目…「連印」の文字位置を一文字分下げる。
*可能な限り、原文の位置関係に近づけます。
(2)15ページ、3行目…「被見」の「被」を「披」に修正。
*解読の誤りです。
(3)15ページ、8,9行目…「名主」「組頭」の文字位置を一文字分下げる。
*可能な限り、原文の位置関係に近づけます。
(4)18ページ、8行目…「十月入日」の「入」を「八」に修正。
*解読の誤りです。
(5)18ページ、8行目…「御案内 印」の「印」を一文字分上げ、「内」に付ける。
*これまで、そのようにしてきましたので、統一します。
(6)19ページ、7行目…「…無間違差出…」の「違」と「差」の間に「御」を挿入。
*解読漏れです。
(7)19ページ、7行目…「…尤物運ひ」の「物」を「持」に修正。
*解読の誤りです。
(8)20ページ、後ろから3行目…「…望ミもの…」の「ミ」を「之」に修正。
*解読の誤りです。「望」は一字で「のぞみ」と読むことができます。「のぞみもの」という言い方は違和感があります。「のぞみのもの」の方が自然な言い方です。くずしも他の場所の例を見ると「之」と解読しても問題がないと考えます。(一例 21ページ、2行目「内々之」のくずし)
(9)21ページ、8行目…「…差図可存候…」の「存」を「及」に修正。
*解読の誤りです。また文章の意味からも「差図に存ずべく候」よりは、「差図に及ぶべく候」の方が適切です。
(10)21ページ、後ろから1行目・22ページ、5行目…「〃」を「同」に修正。
*これまでとの統一性を考えて修正します。
(11)22ページ、7行目…「…其組」の「組」の下に「合」を挿入。
*解読漏れです。
(12)22ページ、後ろから4行目…「印」を一文字分上げる。
*他例と同じように、統一します。
<修正が不必要と判断した事項>
(1)15ページ、後ろから5行目・後ろから2行目…「御締鑑札」の「御」と「締」の間に「取」を挿入し、右側に小さなフォントで「(脱ヵ)」を挿入。
*「締り」という言葉は存在しました。従って、記載漏れをしたのではないと考えます。(以下参照)
【締り・〆り・縮り】(しまり)きちんとする。ゆるみがない。
【締方・〆方・縮方】(しまりかた)取り締まり向き。取り締まりの仕方。
【締筋・〆筋・縮筋】(しまりすじ)取り締まりに関わる物。取り締まり向き。
【締役・〆役・縮役】(しまりやく)「しめやく」とも。監督。または、取り締まり役の人。
(『古文書用語辞典』新人物往来社)
(2)21ページ、6行目…「…各早々」のうち、「各」を「不」に修正し右側に小さなフォントで「(各)」を挿入。
*くずしの許容範囲と考えます。(下図参照)

(3)23ページ、2行目…「…改革…」のうち、「革」を「事」に修正。
*くずしも「革」の許容範囲です。意味からも「改革組合」と解読するのが適切でする
(4)24ページ、5行目…「下里新田」のうち、「里」を「田」に修正し右側に小さなフォントで「(里)」を挿入。
*確かに「田」のくずしに見えますが、用例を見ると「里」のくずしの許容範囲と考えられます。
(下図参照)

<質問>
(1) 21ページ、6行目…「…各早々」のうち「各」が「不+口」に見えるが。
*「不+口」では文章の意味が不明です。「各(おのおの)」と解読するのが適切です。上記(2)を参照ください。