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12/21のページ 公用分例略記研究会
『触の六』二次校正 21ページから30ページ
今回は、『触の六』二次校正の第3回目です。
<ご指摘により修正する事項>
(1)21ページ、後ろから3行目…「…有之候哉…」の「候」を削除。
*解読の誤りです。原文書には記載されていません。
(2)22ページ、4行目…「…申出候」の「出」を「立」に修正。
*解読の誤りです。
(3)23ページ、後ろから7行目…「…山炭…」の「山」を削除。
*解読の誤りです。原文書には記載されていません。
(4)23ページ、後ろから7行目・24ページ、3行目・25ページ、3行目…「…払底…」の「底」を「庭」に修正し、右側に小さなフォントで「(底)」を挿入。
*解読の誤りです。前回指摘内容と同じです。
(5)25ページ、後ろから5行目…「四月」の文頭を一文字分下げる。
*可能な限り、原文書の位置に揃えます。
(6)26ページ、6行目…「…有之候処…」の「候」を削除。
*解読の誤りです。原文書には記載されていません。
(7)26ページ、後ろから1行目…「而巳(のみ)」の「巳」を小さなフォントで右に寄せる。
*「而巳(のみ)」はワンセットの言葉です。
(8)26ページ、後ろから1行目…「…宛ツヽ」の「ツヽ」を「も」に修正。
*「宛ツヽ」は「ずつずつ」となります。意味から考えると「宛も」と解読するのが適切と考えます。
(9)27ページ、5行目…「…都而…」の「都」を「祈」に修正し、右側に小さなフォントで「(都)」を挿入。
*くずしの形は「祈」です。意味上からは「都而(すべて)」と記載者は記載したいと考えていたと推測できます。従って、上記のような措置をとります。
(10)27ページ、後ろから2行目…「…打殺候も」の「候」と「も」の間に「与」を挿入。
*同ページの7,8行目と比較すると、該当のくずし字は「候」と「与」のくずしがくっついたと推測できます。
(11)27ページ、後ろから1行目…「…家来詰合」の「詰」を「結」に修正し、右側に小さなフォントで「(詰)」を挿入。
*該当文字のくずしは「結」です。「結合」の言葉では文章上意味が取れません。「詰合(つめあう)…同じ場所に勤務する・同じ場所に集まる」なら意味が通じます。
(12)28ページ、4行目・7行目から11行目…文頭を一文字分ずつ上げる。
*可能な限り、原文書と同じ位置に揃えます。
(13)29ページ、1行目・30ページ、1行目…「…松原…」の「原」を「平」に修正。
*くずしの形は「平」です。調べると「松平大膳」は存在しますが、「松原大膳」は存在しませんでした。
【松平大膳】(まつだいら-だいぜん)1807-1867 幕末の武士。文化4年生まれ。讃岐(さぬき)高松藩の家老。文久3年藩主にかわって二条城警護のため京都におもむく。高松藩と水戸藩との対立を解決し,禁門の変の際には一橋慶喜(よしのぶ)と萩(はぎ)藩との間の周旋につとめた。慶応3年12月2日死去。61歳。名は頼覚。字(あざな)は子徳。号は芝岳。
(14)29ページ、2行目…「…乱妨…」の「妨」を「坊」に修正し、右側に小さなフォントで「(妨)」を挿入。
*くずしの形は「坊」です。言葉としては「乱妨」が正しいです。従って上記の措置をとります。
(15)29ページ、3行目…「…右徒党…」の「徒」を「残」に修正。
*解読の誤りです。「残党」の「残」です。
(16)29ページ、後ろから6行目…「…非聞…」の右側に小さなフォントで「(分)」を挿入。「聞」の下の「(分)」は削除。
*凡例に基づいた記載にします。
(17)29ページ、後ろから1行目…「廿日」の「廿」を「卅」に修正。
*解読の誤りです。16ページ、後ろから1行目のくずしの形と同じです。
(18)30ページ、4行目…「…召捕」の「捕」の後に「可」を挿入。
*解読漏れです。
(19)30ページ、5行目…文頭の「可」を削除。
*原文書に記載はありません。
<修正が不必要と判断した事項>
(1)22ページ、3行目…「…間敷筈ニ付」の「ニ」を「之」に修正。
*「之」のくずしにも見えますが、文意上「ニ」のくずれた形と判断するのが適切と考えます。
(2)27ページ、4行目…「…異形之体ニ而…」の「体」を「仰」に修正。
*「仰」のくずしにも見えますが、文意上「体」と解読するのが適切と考えます。
(3)27ページ、後ろから3行目…「…差掛候分ハ」の「候」の後に「々」を挿入。
*「々」のくずしに見えますが、「分」のくずしの一部分と判断するのが適切と考えます。
(4)29ページ、4行目…「…唱え」の「え」を小さなフォントで「江」に修正し、右側に寄せる。
*この「江」は助詞ではなく、変体仮名の「江」です。したがって、そのままにします。
(5)30ページ、後ろから4行目…「名主江」の「江」を次行末の間に移動する。
*原文書では「名主」の下に記載されているので、そのままにします。
<質問>
(1)22ページ、後ろから5行目・28ページ、5行目…「関東」の「関」は「門がまえ」を省略した字ですか。
*両ページの文字も、くずし用例で調べても見当たりません。ただ文意上、「関」と解読するしかないのかなと思います。「門がまえ」が省略されているかどうかも不明です。あえて門構えがくずされていると推測できるのが「上部の部分」かなとも推測しています。(下図参照)
