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 『触の四』3校   表紙・凡例・目次・1ページから24ページ
 今回は、『触の四』3次校正の第1回目です。

   <ご指摘により修正する事項>

(1)目次ⅳページ、上段1行目から3行目まで…【四二一】と【四二二】は、目録の記載内容と、実際の文書の内容と違いがある。【四二三】は、目録に記載内容がない。したがって、編集責任者が新たに目録内容を考え記載した。具体的記載内容の変更や追加は、下記の図を参照下さい。

(2)目次ⅳページ、上段8行目・6ページ、4行目…「…書籍…」の「籍」を「藉」に修正し、右側に小さなフォントで、「(籍)」を挿入。
*二次校正でも修正しましたので、それに倣います。(3/16のページ、p49 2行目参照)
(3)目次ⅳページ、上段後ろから9行目…・文の下「頁欄」に「55」を挿入。
*記載漏れです。
(4)目録ⅲページ、下段後ろから5行目・5ページ、2行目…「茂左衛門」の「茂」の右側に小さなフォントで「(義)」を挿入。
*40ページ、3行目には、羽村水番人として「義左衛門」とあります。「茂左衛門」と「義左衛門」のどちらが正しいのでしょうか。水番人の名前を、他の巻を調べましたが、記載されていません。また、5ページ、2行目のくずしは「茂」であり、40ページの3行目のくずしは「義」です。(下図参照)羽村関係の歴史が分かる資料を探してみました。(下記 参考資料参照)正解は「義左衛門」でした。

(5)10ページ、後ろから2行目・11ページ、6行目…「囲」を「圏」に修正。
*くずしの用例を調べると、「圏」と解読するのが適切と考えます。(下図参照)「おり」と読ませていたようです。

(6)21ページ、4行目…「…空地…」の「空」を「宜」に修正。
*解読の誤りです。意味的にも「宜地」→「よきち」と解読するのが適切です。「合わない土地に植えるのでなく、できるだけ、植物に合う適地に植えるように」との意味になります。くずしの比較は下図参照下さい。

 

<修正が不必要と判断した事項>
特にありません。

 

<質問>
特にありません。

 

<参考資料>

「義」か「茂」か?
 羽村町史史料集第八集『玉川上水論集Ⅰ』羽村教育委員会

1982年P125~P126より
 「【四一八】39ページから40ページ」の文書の背景が、次の文章から分かります。

安政六年(一八五九) 二月から始まる四谷大木戸水番人の一件をとりあげた文書を見てみよう。
 玉川上水の四谷大木戸水番人に兼左衛門なる者が勤めていた。近年病気勝ちで勤務の方もおろそかになっていた。水番人見習として、息子の稲太郎なる者が代りに勤めていたが、これまた若年のため不取締のことがたびかさなって、とかくの風評もあり、やめさせられる破目になった。 当然、跡役をきめなければならない。二月二十二日には、このために羽村水番人の義左衛門と砂川村の水見廻役源五右衛門、それから四谷伝馬町名主茂八郎の三名が、御普請方役所から呼び出しをうけ、たしかな者を兼左衛門の跡役として二十日以内に推挙するよう命じられている。
 玉川上水路には各所に分水が引かれていて、水番人が区域を分けて厳重に持場を見廻っていた。しかし代田村と大木戸の水番人の持場が、どうも近ごろ分水口の取締がよくないので、当分の間、羽村義左衛門と砂川村源五右衛門の両水番人が、この上水筋の取締をいいつかっていた。
 三月十日に義左衛門(羽村)と源五右衛門(砂川村)の両名は連署で、 兼左衛門の後任については、二十日間以内に探し出せといわれてもとても間にあわないので、「恐れながら書付を以て願い上げ奉り候」と次のような願書を、御普請方出役に差し出している。
 この節、羽村大堰通りやそのほか普請修理が多くなり、かつ、野火留分水口の普請もあって、私共は毎日これにつきっ切りで見廻り等に向っておりますので、きめられた日限どおりに出府ができませんので、どうか今やっている御普請がみなできあがって御見分が済むまで、大木戸水番人の後任人事の推薦は日延べしていただきたい。今の仕事が全部片づいたら早速参上し、茂八郎 (四ッ谷伝馬町名主)ともとくと談合して、後任候補者の名前を申上げるようにいたしますから、というのである。
 翌四月には後任の候補者がきまったとみえて、武州多摩郡車返村の長右衛門 (四十一歳)と、四谷塩町三丁目小物渡世の覚助(四十二歳) と、 赤坂裏伝馬町三丁目の甚蔵(四十歳)の三名を推薦して、御普請方役所へ報告した。 この三名の内から大木戸水番人をおおせつけられるように願い出た。この三名を推薦するにあたっては、十分に身元や経歴を調べ上げている。長左衛門は、多摩郡車返村で高十七石六斗八升の名主役をつとめていたが、枠の補助 (十七歳)に名主役をゆずり、自分は退役して同居中の身で、身持も実直な男で、評判も悪くないという。」